アリの生活を良く見たい アクリル(プラ板)加工ケース
透明ケース加工
石膏巣



 アクリル(プラ板)加工ケース 

 高い透明度と、より近くで観察できるケースです。
 
利点 ●観察しやすい
●アリとの距離が近い。
欠点 ●多少の工作技術が必要


 ガラス板、もしくは、アクリル、プラ板を2枚用意します。
 割れたり、変形しないように厚みが2mm以上の物にしましょう。
 板に合わせた大きさの枠を作り、板に貼り付けます。ます。
 絵では、かなりオーバーになっていますが、厚みは大型種なら10mm、小型種で5mmくらいにしましょう。
 そして、側面に、通路になる穴を開けておきます。
 枠は、できるので有れば、アクリルやプラ板などで作りましょう。
 木でもかまいませんが、囓られて穴を開けられる可能性があります。
 中央に、保湿用のメラミンスポンジなどを枠と同じ厚さにカットして置いておきます。
 もう1枚の板をつけます。
 保湿剤の上に当たる部分に、蟻が通れないくらいの小さな穴か、大きな穴を開けてプラ板でフタをするかします。
 固定に接着剤を使った場合は、溶剤が揮発するまで数日置きましょう。
 枠をアクリルカプラ板で作ったので有れば、薄い両面テープでも大丈夫でしょう。
 穴が開けられれば、ボルトとナットで固定すれば確実です。


 こちらは、Kuroyagiさん作のケースです。
 餌場をチューブでつなぐのではなく、直接接続したタイプです。


 餌の与え方 
 餌は、別に接続した餌場で与えます。
 固形の餌は、細かくして、残さないように与えましょう。




 透明ケース加工 

 自分が愛用しているのが、この透明ケースです。
 元々は、細かい部品などを整理するのに使うもので、どこでも売っているという物ではないのですが、密閉度が高く、全てが透明なので気に入っています。
 現在、秋葉原のラジオデパート内や、池袋の東急ハンズで売られているのを確認しています。
 通販では、秋月電子と言うところで見かけました。
利点 ●入手しやすい
●様々なサイズがある。
●透明度が高く観察しやすい
欠点 ●入手しにくい
●薄いので、落とすと割れる、加工しにくい

 自分は、このように大きいケースの中に、小さいケースを入れて、側面に穴を開けて通路にし、小さいケースを巣に、その外を餌場にして使っています。
 こちらは、大型の物です。
 サテライトコロニーを形成するミカドオオアリ用に作った物です。


 餌の与え方 
 押さえがないのでフタを開けるのはカンタンです。
 ワーカーが増えてきた時のために、1pくらいの穴を開けて置いても良いでしょう。
 バリを取って、穴の倍くらいのプラ板をフタとして置いておけば、フタそのものは平らなので逃げられる心配もありません。




 石膏巣 

 石膏を使って、実際の巣のような通路や部屋を作り、その中でアリを飼育します。

利点 ●保湿力が高い。
欠点 ●加工の難易度が高め
●アリによっては、囓って穴を開ける。


 石膏は、2週間ほどかけて、一度完全に乾燥させます。
 日陰で、風通しの良いところに安置しましょう。

 そして、乾燥させたら、表面が湿る程度給水して使います。
 乾燥させないで使用した場合、固まりきらずに、簡単に掘り進められたり、結露がひどくてワーカーがおぼれてしまったりします。
 










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